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2016.09.08

入門

新しいことを始めました

「静」の趣味にあこがれていました。
長年気になりつつ始められなかったけれど、とうとうこの夏入門しました。

学ぶ場を探すも雰囲気もわからず、なかなか敷居が高そうでしたが
思い切って電話で問い合わせたところ電話口のおじいさんは、「とにかく見に来てごらんなさい」

行ってみると、しずかに盤に向かう人々。翌週入門しました。

その先生いわく、
「石や陣地の取り合いだと思う人もいるけど 僕はこれは会話のようなものだと思ってます」。

その手で来ましたか。じゃあ私は行きます。さて、どうしますか?
定石は数あれど、すすめるのはそれぞれの人。たしかに会話のようです。

特徴的なのは、自分や相手の手筋を振り返り、検証する時間を多くとり、
それを楽しむことです。
(かなり文献検索を彷彿します)

会話のようなこの世界
楽しめるようになるまで、少し勉強してみたいと思います。

(九路盤入門者)

2016.09.01

お引越し

世界中がリオ・オリンピックに燃えた2016年夏。皆様はどんな夏を過ごされましたか?
当院では、新棟建設のための工事が始まりました。
まずは古くなった棟を取り壊し、医局や病棟を含む新棟を建設するのです。
そこには図書室も含まれており、2年後に完成する予定とのこと。非常に楽しみです!!!

…の前に、取り壊し予定の棟に位置する我が図書室は、「仮設棟に一旦引っ越し、新棟が完成する2年後に再度引越し」という長期的なミッションをクリアする必要があります。

先日、仮設棟への荷物の移動が完了しました。ここで現在の図書室を見てみましょう。

 
書架の様子です。プレハブの様子と荷物の醸しだす圧迫感が伝わるでしょうか。
猫には楽しい場所かもしれません。

 
図書室の室内だけでは収まらず、廊下にも積まれています。この中に書籍や雑誌がひっそりと眠っています。

 
カンファ室も占領しています。これらの箱は順次、荷解きして院内外の複写依頼に応じる予定です。

[追伸] 指定されたジャーナルを、一度の開封で発掘できたときはバイブスが上がるようになりました。電子化したい…。

(流浪の民)

2016.08.30

夏の宿題

夏の宿題というと、「夏休みの友」を真っ先に思い出します。
小学生時代、夏休みに必ず出された課題用の冊子のことですが、
子供ながらに、夏休みの「友」ではなく、むしろ「敵」だと思っていました。

私はズボラなので、好きな課題は先に済ませてしまいますが
この「友」だけは、毎年数ページは夏休みの最後まで付き合いがありました。
ある意味最後の最後まで「友」と夏休みを満喫したものです。

大人になった今はさすがに「夏休みの友」もありませんが
今年は、云年ぶりに「夏(休み)の友」と再開しました。
私の「夏休みの友」は、国会図書館の遠隔研修サービスで行われている「図書館と著作権」の講座受講です。
http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/fy2016/index.html

これは国会図書館が図書館員向けに行っている無料の研修で、
著作権についてのほか、レファレンス共同データベースについて、
書誌データの利活用、資料デジタル化の基礎等々さまざまな講座が用意されています。

研修方法も集合研修(国会図書館)のほか、団体への講師派遣、
そしてインターネットで受講ができる遠隔研修があります。
私は今回、インターネット上学べる遠隔研修の1つ「図書館と著作権」の講座に申し込みをしました。

今までぼんやりとしていた著作権について、わかりやすく丁寧に解説されており
著作権の利用判断についても学ぶことができます。
中でも「図書館報・ポスターなどの作成と著作権の関係」については興味深く
自分たちが作成する図書室広報誌などで図書の表紙を掲載する場合はどうかなど詳しく説明してくれています。
あぁ知らなかったなぁ、ということがいくつもありとても良い学びになっています。

また各章ごとに最後に確認テスト(!)までついているため、否が応でもしっかりと学ぶことができます。

しかしなぜ、今頃になり「夏休みの友」と再会しようと思ったのでしょうか。
自分でもよく分かりませんが、夏休み期間になると、なんとなく「何か学ばなきゃ」という意識が出てくるのです。
なぜだかは分かりませんが、ある意味強迫行為(笑)
これも学生時代を通じて長年培われた「夏休みの友(課題)」の習慣なのでしょうか…?

さてこの講座、9月末までの開講ですが、あと半分(…)講座が残っています。
私はまた再び、友と夏が終わるまで(むしろもうすでに終わっていますが)過ごすことになりそうです。


ズボララーナ

2016.08.24

研修会講師江口先生の翻訳書ご紹介

8月も終わりに近づきました。
子どもたちはそろそろ宿題が気になる時期ですね。
図書室の利用者も、遊び疲れか夏バテか…なんとなくぼんやりしているように感じられます(それともぼんやりは私だけ?)。
皆様は体調を崩されたりしていませんか。
夏の終わりを頑張って乗り切りましょう!

さて、東京武蔵野病院でJHLA2015年度第2回研修会を終えてから9か月が経ちました。
あの時、東京武蔵野病院副院長江口重幸氏が特別講演をしたことを、皆様ご記憶だと思います。
本当に本が好きで、書くことも好きで、とことん調べることが大好きな先生です。
その江口先生がこの度、精神科の事典を10年がかりで訳し上げましたのでご紹介させていただきます。

「精神医学歴史事典」 
エドワード・ショーター著、江口重幸・大前晋監訳
みすず書房 
ISBN:9784622078685 9,000円(税別)

著者の引用をその原典にまで当たり、フランス語、ドイツ語の訳の間違い、綴りの間違いなども修正しながら、休みの日はずっと訳していたようです。
傍から見ているとその作業は大変苦しそうでもあり、またそれを楽しんでいるかのようでもありました。
たまに図書委員会の後で、その生みの苦しみを委員にこぼす時の顔がなんとも嬉しそうでした。(マゾヒストっぽい感じ?)

精神科の事典というと総合病院の図書室にはあまり馴染みがないかと思いますが、是非一冊(見計らいでも結構ですので)注文して手に取って見てください。
出版社みすず書房の書誌事項を付けますのでご覧ください。

精神医学歴史事典
[著者] エドワード・ショーター  
[監訳] 江口重幸   [監訳] 大前晋   [訳者] 下地明友   [訳者] 熊﨑努   [訳者] 堀有伸   [訳者] 伊藤新   [訳者] 秋久長夫
[出版]みすず書房
http://www.msz.co.jp/topics/07868/

今日の精神医学は、過去半世紀を導いてきた精神分析学の実質的な死と、疾病の理解のためには脳生物学を、治療の主要な有効性に精神薬理学を強調するものへの交代期とみることができる。概念も診断も混乱している今日、歴史上生まれてきた概念の連続性と断絶の諸相は、どうなっているか。たとえば、精神医学がいまだにフロイトに恩恵を受けているものは何なのか、精神薬理学の強調はいったいどこから由来したのか、クレペリンとはいったい何者か、そして、精神医学の総体を知るために、何が必要なのか。本書はその構想から誕生した初めての歴史事典である。
いつ・どこで・だれが・いかにして精神医学についての何々をしたか。近代精神医学が発展していく19世紀以後を中心に、「アルコール依存症」「アルツハイマー、アロイス」から、「ロボトミー」「ロールシャッハテスト」まで、さまざまなカテゴリーや、時代や地域を越えて関連する211の大項目を50音順に網羅する。それぞれの項目は独立した読み物で、相互連関性も行き届き、最近の項目も充実している。巻末には検索に便利な索引1347項目を付す。

(文責)東京武蔵野病院精神医学情報センター 伊藤理恵

2016.08.17

新しい祝日

今年から祝日が増えました!
「山の日」です。

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日なのだそうですが、
自分はというと、山とは無縁な一日を過ごしました…。
みなさまは新しい祝日、どのように満喫しましたか?

以前から山には興味があるのですが、
なかなか山に親しむ機会をもてずにいます。
祝日まで出来たのですから、来年こそは、と思いつつ、
真夏の山登りはちょっと気がひけてしまいます。

でも、これまで祝日のなかった8月に新しい祝日が増え、
お盆に合わせて少し長めのお休みが取りやすくなるとよいですね。


さて、お盆シーズンはちょっぴり病院も静かです。
ご自宅でお盆を迎えるため、一時帰宅される方もいるとのこと。
外来患者さんも、帰省などで地元に帰られている方とか、
いつもとは異なった方が来られているのかもしれません。

お盆が終わり、また日常が戻るころ、
そろそろこちらの地方は秋の空です…。

(北のしろくま)

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