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2016.04.26
春は、総会と研修会
第41回総会及び2016年度第1回研修会の参加申込みはお済みでしょうか?
今週末にはもうゴールデンウイークが始まります。
総会、研修会の参加申し込み締め切りは5月6日(金)です。
・旅行の準備でウキウキの方もその前に、参加申し込みと委任状の提出をしてからお出かけください。
・研修会発表準備で頭を悩ましている方、ちょっとひと息いれて申し込みを確認してください。よいアイディアが浮かぶかもしれません。
総会は年に1度、会員全員でJHLAの運営を話し合うことができる場です。会員全員の出席を!
(これは役員の切なる願いですが)
「どうしても都合が悪くて」という方は 「委任状」の提出が必要です。
そして今年度第1回の研修会
テーマは、「めざせ 電子図書館プランニング」
・病院図書室の電子化は進んでいるようで、意外に進んでいない?
・どうやって進めたらいいのか?何から始めたらいいのか?
教育講演、実務講座・基礎講座、新人図書館員の小さな挑戦など、色々なヒントが詰まった2日間、日常業務のお悩み解決です。
そして、懇親会は新たな企画を思案中、本音で語り合いましょう。
皆様のご参加をお待ちしております。
(役員、研修委員会一同)
2016.04.26
患者図書室の紹介2件更新しました
熊本地震に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
皆さんが、早くいつもの生活に戻れることを祈っています。
この度「患者図書室の紹介」既存の患者図書室の新規病院図書室の紹介をさせていただきました。
今回「患者図書室の紹介」に仲間入りしたのは下記の2機関です。
沖縄県の医療法人アガペ会北中城若松病院「アガペ会図書室」は、南国らしい飾りつけ、中庭の見える休憩室コーナーがとても素敵です。
香川県の高松赤十字病院「患者図書室ひだまり」は、明るく開放的で、思わず立ち寄りたくなる雰囲気の図書室です。
「患者図書室の紹介」では、写真やサービスの内容を掲載し、各図書室の特徴がよくわかるようになっています。
患者図書室と一言でいっても、その形態は様々。
ぜひ、こちらもご覧ください。
患者医療図書サービス支援事業委員会では「当院の患者図書室紹介して!」「当院図書室ではこんな広報誌・利用案内を作ってます!」という情報を随時募集しています。
ぜひ、ご連絡ください。
(患者医療図書サービス支援事業)
2016.04.25
災害時の病院図書室
2016.04.18
熊本地震について
このたびの、熊本地震に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
14日からの一連の地震活動は収束がないまま、範囲が広がり、震度4~6強の地震が相次いで発生しております。
家屋倒壊の被害も広がっているようですし、避難も各地に広がり、ライフラインの寸断で生活にも支障がでている様子に胸が痛みます。
一刻も早く地震がおさまり、いつもの生活に戻れることを祈っています。
熊本にお住まいの会員におかれましては、お身体や住居、病院や図書室の状況はいかがでしょうか。
15日の総務から安否確認をいたしましたが、その後も余震は絶え間ないようですので、状況が変化していないか心配しております。
どうぞご無事でいることをお祈りしています。
混乱の続く中、会員の状況確認は九州・四国地域といたしました。
会員の皆様には、落ち着かれましたら、現況をお知らせいただければと思います。
会長 有田由美子
2016.04.14
春の研修会 第2弾
新年度が始まり約2週間が経過いたしました。
オリエンテーションが終わりホッと一息、と言った頃でしょうか。
5月20日~21日に行われます。
日本病院ライブラリー協会2016年第1回研修会ですが、
プログラムに追加の紹介がありますのでお知らせいたします。
発表企業が決まりました。
詳しくはJHLAホームページのプログラムをご覧ください。
研修会参加申し込みの締め切り5月6日(金)まで1ヶ月を切りました。
インターネットからの申し込みフォームもご用意しております。
皆様の申し込みをお待ちしております。
日本病院ライブラリー協会2016年度第一回研修会 |
(教育研修委員会 S)
2016.04.06
患者図書室 利用案内(天使病院)のご紹介
今回は天使病院中央図書室の「天使病院中央図書室 利用案内 職員以外の方へ」です。
天使病院中央図書室では、上記の利用案内以外に、病院案内や入院案内にも図書室の案内を掲載されているそうです。
たくさんの方に図書室を知ってもらう広報の工夫ですね。
担当者からのコメントです。
当院の場合は、やさしい医療図書も置いた病院図書室を一般開放しています。
利用案内は職員向けの物とは別になっています。
患者さんご本人だけではなく、お見舞いの方やご家族、委託業者も来室するので、「職員以外の方へ」と入れました。
色々な方に来室してもらえるのはうれしいですね。
たとえば検査部門や売店は、患者さんにとっては病院にあるのが当然。
場所が分からなくても尋ねながら来てもらえる部門ですよね。
それに比べて…そもそも病院にあると「思いついてもらえない」のが図書室ではないでしょうか?
他の部門と違ってゼロからの出発だからこそ、「図書室がありますよ」の広報活動にもつい力が入ります。
多くの部門があり、慣れない方にとって複雑なのが病院です。
私自身、地図を読むのはニガテです!
地図があるけど、どこかしら?
遠そう、行くのが大変じゃないかしら…と思われないように。
せっかくの「図書室へ行く気」を削がないように。
図書室の場所は、「西棟の3階」と、敢えてシンプルに示してみました。
もちろん、3階のエレベーターホールからは、図書室までのサインを出しています。
せっかく来てくださった方々ですもの、知識をお土産にお帰りいただきたいですね。
担当者としてスキルアップできるよう頑張ります。
当委員会では、各施設の利用案内・広報誌を紹介し、参考にしていただきたいと思います。
発行施設はご連絡ください。
(患者医療図書サービス支援事業)
2016.04.04
春になると思い出す小石川の桜、医中誌との再会
OLだったころ、自分のいた某K談社系の小石川にある小さな製本会社では「読売年鑑」「実業界」「マガジン」などを物理的に製本していた。また、「医学中央雑誌」なる、一般人にはあまりききなれない雑誌もあった。製本工場は第3工場まであり、50人くらいの老若男女が私の何百キロも注文したホットメルトとニッタイトと大量の印刷した紙を折り機にかけ、断裁機にかけ、緑色の製本機にかけ、のりづけし、並製本する。「医学中央雑誌」とは、中身をみても、なんのことやらさっぱりわからない。クロス貼りし、ハードカバーをつけ上製本をする図書館製本も、そこでは請け負っていた。近くの中央大の院生が修士論文を製本してほしいと依頼にきていた。まわりには孫請けの紙折り専門、ハードカバー専門の家内制手工業的な同業者などがたくさんあった。社長室には絶版になった「のらくろ」が揃っており、某皆川製本の社長がきては譲ってくれと執拗にねだっていた。
私はピンクの制服をきて毎日ただ仕入れ伝票と納品書、請求書、領収証、小切手、手形、売上帳簿を書き、タイムカードを作り、制服を注文し、給与と市民税と社会保険の計算をし、モバイルバンキングをし、たまに回収のまねごとをするだけ。数字が大嫌いで文系に行ったのに数字に追われる経理畑では銀行引退者に囲まれ、仕訳勘定もできなかった私は経理の基本をみっちりそこでお局様に仕込まれ、札を5枚ずつ数えるサツカンもできるようになった。
司書になるときめた最後の年の春の土曜日、土曜出勤の昼に同年代の営業たちと女子寮にすむ経理の同期とで小石川の神社かお寺あたりでランチをした。とちゅうに東京ドームがのんびり見えた。とても天気がよかった。桜も咲いていた。彼らは私を快く送り出してくれた。その製本工場は、移転して今はもうない。
その年の秋、グレーの制服をきて、大学に勤めることになった。
今の病院では黒の制服を着ている。久しぶりに生の医中誌と再会した。インテリアとなっているインデックスメディカスとともに、前任者が製本を1冊、記念に残しておいてくれた。製本業者は司書とともに差別されているので、奥付には製本屋の社名はなかった。
桜をみると、小石川を思い出す。
(CS)