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2018.03.13

そして、サイン会。

2月25日(日)。

仲間は池袋に集まりました。
まずはランチをして心を落ち着かせます。
「いざ、サイン会!」

と、まぁ、もったいぶってしまいましたが、勘の良い方はもうお分かりでしょう。
私たち、編集委員の仲間は“いち病理医の「リアル」”を出版された市原真先生に会いにきたのでした。

ご存知の方は多いと思いますが「ヤンデル先生」のお名前でも有名な病理医の市原先生は、
幅広い分野に渡り深い知識をお持ちで、かつ軽快で素人にも分かりやすい文章をお書きになられます。
一体どんな方なのかあれこれと妄想を膨らましていましたが、
ご本人は背筋のピンと伸びた、真面目で誠実な雰囲気の穏やかな立派な紳士でした。
(当然です。私の妄想が暴走していただけの話。どのように暴走したかは、秘密)。
お聞きしたかったトークイベントを人の合間を縫って、こそっと覗いたりして(おい)、
サイン会が始まるのを待ちました。
イベント会場の周りには、追加サイン会への参加者が“いち病理医の「リアル」”を携えて、
続々と集まってきます。

待つことしばし。
11日にサイン会参加券を入手した仲間の番がやってきました。
何やらとても盛り上がって二人とも笑顔で会話をしています。
市原先生はお一人お一人に丁寧にメッセージを書いてくださり
(しかも全て内容が違います)写真撮影も快く引き受けてくださいます。
私の番が来ました。ドキドキしながら先生の向かいの席に座ります。
「編集委員をしている○○です。この度は本当にありがとうございました。」
一番お伝えしたかったお礼をちゃんと言う事ができました。
市原先生は、にこやかに対応してくださいながら、スラスラとメッセージやサイン、
トレードマークのピョンちゃんのイラストも書いてくださいました。
「あの…。ピョンちゃんも大好きなのですが、ネコ好きなのでネコを描いていただけますか?」
「……ネコ、ですか?……初めてのオファーですね」
戸惑われつつ、かわいいネコを描いてくださいました。(本当にありがとうございました)
最後には、私たち仲間と先生の集合写真も撮影していただけることに。
「みなさんで、ですか。いいですよ。……これも初めてのオファーですね」

こうして私たちは市原先生に直接お礼を伝えることができました。
予約をしてからの時間も含め、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。
市原先生、本当にありがとございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

というわけで
なんと、ほすぴたるらいぶらりあん」43巻1号より市原先生の連載が始まります。
その名も“巨人の膝の皿の陰”!
病理医の日常や「診断・治療・維持」について、病院図書室に望むことなどを中心にご執筆いただく予定です。
皆様、どうぞ、お楽しみに

(ビーグル号)

2018.03.07

そうだ、サイン会、行こう。

29日(金)。

とある図書が発売されました。
「前にAmazonで見たら発売日が12日になっていたけれど、早まったのか。そのうち買おう」
と考えていました。
「著者のトーク&サイン会が開催され、会場の書店で購入すると参加券がもらえる」
と知ったときも、悠長にかまえていました。
「そうか、11日(日)なら時間が取れるから、その日に買いに行って参加券をもらおう」

明けて10日(土)。

ほかの仲間数人と一緒にトーク&サイン会に行くことで話がまとまります。
仲間のひとりが会場の書店に問い合わせの電話をしましたが、つながりません。
3連休の中日の夜だったので、忙しかったのかな、
駅近の大型書店は、遅い時間帯ほど混むから…と考えその日は終わりました。


さらに翌日の11日(日)。

会場の書店近くに住んでいる私が、朝一番にお店に行きます。
ほかの皆さんはすぐ買いに来られる距離ではないので、
他の人の予約がとれるか店員さんに確認することにします。

フロアに入るとすぐに目に入る、平積みになったくだんの新刊と楽しいポップ、
トーク&サイン会の告知。

これは気分が上がるではありませんか。
開店してすぐのせいか、医学書フロアのせいか、
大型書店といえどお客さんはちらほらしかいません。

レジに本を差し出し、感じのよい店員さんにお聞きします。
「あの、こちらのトークとサイン会は予約できますか?」
「少々お待ちください。……申し訳ございません。定員になったため受付は終了しました」

受 付 は 終 了 し ま し た


な、なんですと……

まる二日経過したところでもう定員に達した、ですと……
さらに店員さんが確認してくださり、
「トークイベントは受付できませんが、追加サイン会ならOKです」とのこと。

トークを聞きたかったですけど、サイン会だけでも参加できるのはありがたいことです。
聞きたかったですけど(二度目)。

人気を甘くみていました。遅れを取りました。

しかし気を取り直してサイン会です。仲間も全員、追加サイン会の予約が取れました。
著者にお会いできるチャンスです!
私たちには直接お礼を言いたいことがあったのです。

この続きと詳細は次回!

(たこ)
 ※詳細は次回のお楽しみ!

2018.03.01

北海道弁

オリンピックが閉幕しました。
普段スポーツをほとんど見ない私ですが、オリンピックはやっぱり別物。
毎日テレビやネットをチェックし、増えていくメダルの数にわくわくしていました。

フィギュアスケートはエキジビジョンまでもちろん見ましたし、
個人的には新種目のマススタートが見ていて面白かったです。
他にもたくさん・・・
さらに選手の背景なども知ると、まるで身内のような気持ちになって応援していました。

そしてカーリング、いろいろな意味で話題になりましたね。
北海道弁がフューチャーされるなんてそうないので、便乗して
前に某会員さんから教えていただいた北海道漫画をご紹介します。
「そだねー」はさすがに載っていませんが、「押ささる」の謎は解けますよ

「北海道民のオキテ」「もっと!北海道民のオキテ」
さとうまさ&もえ原作 たいらさおり漫画 KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/301303002651/
https://www.kadokawa.co.jp/product/321411000007/

(北海道民見習いのY.K)

2018.02.21

無常 無駄 無奈 無窮

大げさな漢字を並べ立てましたが、患者さん用図書コーナーについての今の私の気分です。 

無常:15年ほど前に職員からの寄贈図書によって患者さん用文庫ができました。
  「入院していても普通の社会生活に近いものを」という公共図書館が
   病院へ出張貸出しをしていたような考えから始まったものです。
   図書担当ボランティアさんも5,6人集まり、初めは月に2回位集合して
   所蔵印、ラベル、糊付け、ブッカーかけなどをしてブックトラックに
   積んで病室をまわっていました。
   3年ほど経った頃、狭いながらもガラス張りで外が見える元喫煙室を
   図書コーナーに使わせてもらえることになり常設開架コーナーとなりました。
   JHLAでも患者さんへの医療情報提供が研修会で取り上げられるようになり、
   折よく沢山の保健・医療関連の図書が寄贈されて大分豊かになりました。

無駄:2年もしない内に、そこが院内コンビニのスペースに使われることになり、
   エスカレーター下の頭をぶつけやすい危ない場所へと移動することになりました。
   棚・椅子・テーブルすべて倉庫にしまわれた不要物を利用し、
      図書・雑誌・新聞も寄贈、予算0円で運営していますが、この時だけは

   狭すぎるので壁一面に作り付けの書棚を作ってくれました。穴倉のような
   場所ですが、ランプのオレンジの光が家庭的なムードをかもしだしてくれて
   入院患者さんは「ここが一番好き」と夜の時間を楽しんでくれた方もいます。
   しかしこの病院は面積が狭く、看護部説明外来でそこを使うことになり、
   また移動しなければならなくなりました。次のところを考えると7割の図書を
   廃棄しました。寄贈してくださったことを思うとつらい作業でしたし、
      残す
図書(段ボール25箱位)の保管場所も追われて移さねばならなかったり…
   本を運ぶというのは簡単な事でないのはやったことのある人にはわかってもらえるでしょう。
   せっかくの作り付けの書棚は粉砕されてしまいました。

無奈:(ムナ;どうしようもない)
病院本来の大切な業務ですから、場所がなければ提供するのは仕方のないことですが、
ある時、何の前触れもなく、決定したことを告げられ、「1か月の内に片付けて」
となるのでした。50代の係長は本当によく手伝ってくださいました。
老女数名では無理でした。そして、今度はコンビニ前の人通りの多いところを、
低書架で囲むようにしてコーナーを作りました。それによって案外いい空間ができて、
コンビニ利用や会計待ちの多くの方に立ち寄ってもらえました。
昨年12月に病院機能評価受審が有りましたが、「患者さんへの医療情報提供はできている」
という講評とともに、各病棟、外来、図書コーナーでの一般的な図書の提供についても
大変評価をもらうことができました。しかし今月また「移動」を告げられ、
うんざりした気持ちでまわりを見回し座り込みました。そのあたりの構造を大々的に作り変えて、
これからの病院にとって大切な部署のスペースを作るためです。しかたないっすか?!

無窮:でも図書コーナーは何とか残してくれるそうです。残す方向に尽力してくれた方に感謝です。
場所はまだ決定されていないようですが、またエスカレーター下に戻る可能性大との事。
作り付けの書棚はもうありませんが、またレイアウトを考えて
患者さんが憩える場所を作りたいと思っています。

(流浪の民)

 看板

 昨年のクリスマス

 低書架・テーブル・娯楽図書の棚

 ブックトラック(各病棟)

 外来待合室



2018.02.14

ご当地漫画

映画館の環境が苦手な私は先日地上波放送したアニメ映画を漸く見ることができました。
舞台となった岐阜県には聖地巡礼と称してファンが訪れて観光に一役買っているようです。

さて、私の地元の名古屋はあまり作品の舞台にはならないようです。
恐らく名古屋に対する固定的なイメージが無いのが原因だと推測しています
東京や鎌倉、北海道、大阪などはなんとなくイメージが固定化されている気がします。

そこで、名古屋が舞台の漫画を一つご紹介します。
柳原望著「かりん歩」(KADOKAWA刊)
2018年2月現在で2巻まで刊行済、現在も連載中です。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321608000314/

物語の中身はここでは省きますが、ストーリーの大きな要素に地理学があります。
地形や歴史的な町の成り立ち、地理学の手法が主人公たちの成長に関わっています。

地理学という視点なので、名古屋のイメージ作りにはならないのですが、
逆に素顔の名古屋が見ることができると思います。
興味を持たれたらぜひ手に取ってみてくださいね

同じ著者で主人公がまさに地理学の人間である作品も刊行済です。
こちらは名古屋だけではなく、より行動範囲が広くなっています。
柳原望著「高杉さん家のおべんとう」1~10巻(KADOKAWA)
https://www.kadokawa.co.jp/product/201216028167/

ちなみに「かりん歩」の主人公は喫茶店を営んでいますが、研修会などで東京へ行くと
早朝から開いている喫茶店がなくていつも残念です

(本当は生粋の名古屋人じゃないヒト)

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