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2017.12.20

待降節(たいこうせつ)3点セット

心おどる季節ですね。
ここ札幌は、11月末から雪が降り始め、
某ディスニー映画のようなフローズンワールドに
ホワイトクリスマスへの備えもバッチリです。

クリスマスの4つ前の日曜日から、

クリスマスの準備期間である待降節となっています(今年は12/312/24)。

キャンドルサービス
クリスマスコンサート
ミサでの聖歌隊


が、私にとって「待降節3点セット」でした。

最近は、3つをコンプリートできることも無くなってしまいましたが…。

キャンドルサービスは、入院患者さんへ聖歌とクッキーをお届けするイベントです

近隣大学の学生さん・修道院のシスター・当院職員が聖歌を歌うなか、
天使の衣装を着た職員の子供たち(312歳くらい)がクッキーをお渡しします。
ちなみに、有名な「きよしこのよる」は、カトリック聖歌集では第111番にあたります。
カトリック聖歌としての歌詞は、あの「きよしこのよる ほしはひかり…」ではなくて、
「しずけきまよなか まずしうまや…」なんですよ

患者さんへ向けた院内クリスマスコンサートは、

オルガンを弾く職員(私の上司でした)の発案で始まりました。
当院に勤務していた歌の上手な医師と、上司のオルガンと、
私の下手なバイオリンという編成
で、4年前くらいまで毎年開催していました。
新病院が建設されてからは、あまりにピカピカな病院に気後れして自粛
どんなに演奏を失敗しても優しく赦してくださる修道院内のシスター方の前でのみ
こっそり演奏させてもらってきました。
医師も上司も定年退職した今となっては懐かしい思い出です。

当院近くの教会では、クリスマスと復活祭の時に聖歌隊として歌っていました。

今では、12/24のミサは遅くても22時前には終わるのですが、
昔は、作曲家シャルパンティエの曲名にもある通り「真夜中のミサ」だったそうです。
当時を知る職員の話では、昔は夜遅くまでミサにあずかったあと翌日は出勤、
という、なかなかのハードモードだったそうです
寒さと空腹をがまんしながらのミサでも、豊かな気持ちになることが不思議です。

札幌という知らない土地に住み始めて最初のクリスマスイブには、

1人のシスターが修道院に招いて下さり、
二人で聖書を朗読し合い、そしてホットチョコレートをご馳走になりました。
あれから14年―――
待降節の過ごし方も変わってきてしまいましたが、

このシーズンは、様々な思い出と共に感謝の気持ちを再確認する時です。

(来たれ友よ)

旧病院(建替え前)の中庭・マリア像
検査技師が作ったアイスキャンドルに取り囲まれています

コメント

クリスマスおめでとうございます。
グロリアさま、コメントをどうもありがとうございます!
キャンドルサービスにお越し頂いた時のこと、今でも暖かな思い出です。
当時は古い院内でしたが、冬らしい気温の寒さも明かりの暗さも、キャンドルサービスの時「だけ」は良かったのかな、と思います。
病院が新しくなっても失ってはいけない物を大切にしていきたいです。

  • 2017.12.28 11:31
  • 来たれ友よ

待降節のタイトルに魅かれて、のぞいてみました。
キャンドルサービスは私も1度参加させていただいたことがあります。
以前はカトリックの法人によって建てられた趣のある病院内を回ったのはとても素敵な思い出になっています。

  • 2017.12.27 17:26
  • グロリア

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