アンケート結果
アンケート調査方法 |
平成18年11月18日(土) JHLA2006年第2回研修会参加者へ配布 |
同日、研修会終了時出口での回収 |
回収率 42/ 参加者総数 |
アンケートの結果から |
アンケート内容 | 回答数 |
Q1 あなたにとって著作権とはどんなイメージですか?(自由回答) | 33/42 |
22/42 | |
Q3 著作権についてわからないことはありませんか? | 15/42 |
Q4 A.著作権法を知っていますか? B.条文をよんだことがありますか? | 42/42 |
Q5 その他、委員会にたずねたいこと、伝えたいこと |
Q1 あなたにとって著作権とはどんなイメージですか? (自由回答) 33/42回答
イメージ | 回答数 | ★自由回答形式でしたので回答されたことばを 概念ごとにまとめました。その結果一番多いのは 「むずかしい」ということばでした。 ★また「むずかしい、面倒、わからない、堅苦しい、 不便、嫌なもの」というマイナスイメージのことばが 回答中の過半数を占めました。 ★一方で「勉強すべきもの」という回答もありました。 |
|
むずかしい | 11 | ||
権利 | 7 | ||
面倒 | 6 | ||
勉強すべき | 5 | ||
わからない | 4 | ||
違反に気をつける | 2 | ||
堅苦しい | 1 | ||
知られていない | 1 | ||
不便 | 1 | ||
嫌なもの | 1 |
Q2. 著作権について困ったこと心配なことはありませんか? 22/42回答
★約半数の10件が「複写について」でした
★「違反をしない範囲とは」などのように、実際問題として、なにが違反でなにがよいのかという具体的なことを知りたい状況といえます。
もちろん、「職員への公報活動」のように自分達の業務上だけの問題でもないことも確かです。
著作権について心配、困ったこと | |
コピーの許可される範囲(3件) | |
CDの複写 | |
EJの複写 | |
EJの複写複写(相互貸借) | |
FAX コピー、PDFメール送信 | |
半分以上のコピー依頼に対応するとき | |
同じ文献の複数コピー | |
著作権発生物にうっかり複写もできない | |
日常業務での著作権に触れない範囲 | |
著作権に抵触しない範囲とは | |
図書室での違反 | |
電子媒体著作権 | |
印刷以外媒体の著作権 | |
相互貸借の電子資料の謝絶 | |
CDに収録されているデータをプリントアウトしていること | |
法律違反でILLをしていただいているのが後ろめたい | |
注意すべきことが漫然としている | |
病院図書室としての対応 | |
JHLAの主張が理解されていない | |
職員への公報活動はどうする。 | |
理解不足 |
Q3 著作権についてわからないことはありませんか? 15/42回答
★この質問はQ2の漠然とした困っている・心配なことから、一歩すすんで、具体的に
「わからないところ」はどんなところだろうかという質問をしました。
★15件中で具体的に記載されていたのは下記7項目(8件)でした。
あとは、「分からないところが分からない・混乱」という回答でした。
わからないところは? | ||
著作権が切れるのはいつ? | ||
電子的著作権のところ | ||
改正のポイントと時期 | ||
違法行為の例(2件) | ||
網羅的に知ること | ||
基本的なこと | ||
1誌3件以上依頼したとき謝絶されたこと |
Q4. A.著作権についてわからないことはありませんか?
B.条文をよんだことがありますか? 42/42回答
回答者全員がなんらかの記載をいただけました。
Aのみ回答者は15名 27名はA、Bとも回答をしました。
回答数 | 質問内容 | |||||||||
A0 | 3 | B 回答なし | 2 | A | 著作権法を知っていますか? | |||||
B1 | 1 | A0 | そういう法律があることは知っている | |||||||
A1 | 13 | B 回答なし | 1 | A1 | 大まかな内容をしっている | |||||
B1 | 2 | A2 | 図書室に関するところを知っている。 | |||||||
B2 | 9 | A3 | 名前だけをしっている | |||||||
B3 | 1 | A4 | その他 | |||||||
A2 | 18 | B 回答なし | 4 | B | 条文をよんだことがありますか? | |||||
B1 | 2 | B0 | 条文を読んだことがある。 | |||||||
B2 | 11 | B1 | 条文を読んだだけ | |||||||
B3 | 1 | B2 | 条文は読んだが、理解しているかどうか自信ない。 | |||||||
A3 | 7 | 7 | B3 | 条文の内容も理解していると思う。 | ||||||
A4 | 1 | 1 | B4 | そういう法律は知らない。 | ||||||
計 | 42 | 27 | 15 |
★各質問の概念レベルがしっかりしていなかったので、B1とB2の質問は概念的に並列ではありません。
本来は両方あわせて「条文を読んだだけ」ということを示していると考えます。
しかし、B2を選んだ方は、「自信がない」という自覚をあわせ持っているとみなすことができます。
★この結果から、著作権法については法律として「知って」いるが、実際の条文となると、「読んだだけ」
(理解しているか自信がない)という回答が半数だったといえます。
これは、条文まで見ているという方が半数はいらしたという捉え方もできます。
Q5 その他、委員会にたずねたいこと、伝えたいこと
(原文のまま)
※(研修会の)準備・後始末に追われて何もできない1週間でした。アンケート遅くなって申し訳ありません。
※病院内での著作物のコピーなどは特に意識することなく行っているのですがやはり意識すべきでしょうか
※これから会員をひっぱって色々情報を発信して欲しい
※ホームページを通じてかみくだいて教えて言って欲しい
※条文を読んでみたい
※とにかく難しいイメージであまり実務上気にせず行っています。これで良いのか・・・良くないのか・・・分かりません。
※アナウンスのしかたを教えてください。
※病院図書室に関しては余り問題にならないのではない楽観している。
※自信をもって文献のコピーをできるよう、もっと理解を深めたいと思います。
☆アンケートの結果から
このアンケートから回答者の著作権についてのイメージなどは次のようであるとわかりました。
→著作権のこと、大切で大変だとわかっているけれど、「実態」がわからなくて不安。
→著作権問題に直結するのは、「複写」のこと
※しかし、相互貸借=著作権問題ではない。
→なにをすると著作権違反なのか、どの範囲が著作権違反ではないのか
明確に知りたい。
→法的根拠をはっきり認識したい
→どのように院内に広報するか?