Up to Date とは

診療の際、医師が遭遇する疑問に、即座に実用的な回答を得られるようデザインされたエビデンスに基づく臨床意思決定支援(CDS)リソース。
論文・抄録を集積した文献データベースではない。

収載データ

データ数

25以上の専門分野にわたる12,000件以上の臨床レビュー、36,000件以上の画像

データ更新

毎日

(2021年3月現在)

特  徴

診断、治療、予防、予後などのトピック毎に診療上の疑問に答えるTopic Review形式。
7,300名以上の執筆者と編集者が専門知識を駆使して文献を厳密に評価し、エビデンスに基づき執筆した12,000件以上のコンテンツを、PCやモバイル端末のブラウザー、またはモバイルアプリから疾病名、症状、薬物名、検査名などを日本語で検索することができ、トピックも日本語表示される(レビューの本文は英語のみ)。日本語による音声検索も可能。

推奨治療法(Recommendation)

現在の最新の文献と最善の臨床情報を組み合わせて、それぞれの分野で推奨される診療方針を提供。

グレード分類(Grading)

推奨診療法を米国グレーディング協会の指針の元、UpToDate独自に格付けしている。
推奨度(1、2)とエビデンスグレード(A~C)で表している。

患者向け情報(Patient Information)

患者向けに作成された診療方法。
患者自身が自らの疾患の基本的な情報や診療、予後、予防などを学べるように公開されている。

最新情報(What’s New)

最新の研究成果のサマリーや、臨床の実践方法を変えうる推奨治療法「診療変更に関する最新情報(Practice Changing Up Date)」など新しい知見を専門分野別に紹介。

計算ツール(Calculators)

200種類以上の医療用計算機能を利用可能。

医薬品情報

成人・小児向け医薬品および国際医薬品に関する臨床レビューや薬物相互作用など、医薬品情報リソースLexicomp(レキシコンプ)から抜粋された6,900種類以上の医薬品情報を無料で利用可能。

標準医療の普及を促進する上位機能

オプションのUpToDate Advancedでは、「対話型クリニカル・パス」と「臨床検査の解釈ガイドライン」を利用可能。 

契約形態

Web版、有料(料金は医師数により変動)。無料トライアル可能。

提供元

ウォルターズ・クルワー https://www.uptodate.com

(作成日:2021年5月)