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2017.06.14
ターシャ・テューダーに魅せられて
「3月の風と4月の雨は花々で心楽しい5月をもたらす」というフランスのことわざがあります。
日本の5月も色とりどりの花々でいっぱいです。
とりわけ、今年の5月は暑い日が多かったせいかわが家のバラは早く満開をむかえました。
バラの花と一緒に秋に種を播いたスイトピー、矢車草、ポピーなども庭に彩を添えてくれました。
私にとって一番待ち遠しい季節です。
10年ほど前に、NHKの放送で「ターシャ・テューダー四季の庭」を観ました。
それ以来ターシャに魅せられて本を読んだり、DVDを何度も観たり、
展覧会に出かけたりと、とりこになってしまいました。
「思うとおりに歩めばいいのよ」
「楽しみは創りだせるものよ」
「今がいちばんいい時よ」
ターシャの心温まることばの数々は、私に勇気とやさしさを与えてくれました。
ターシャのことばにはいくつのときも「今」を精一杯生きてきた積み重ねがあるからだと思います。
とうていターシャには追いつくことはできませんが、
私にとって美しいものは美しいという心だけは失いたくないと思います。
ターシャのことをルピナスの花にたとえた文章を目にしました。
光に向かって伸びあがるルピナスは先端にたくさんのつぼみをつけています。
90歳を過ぎてもターシャの心の中には
夢のつぼみがいっぱいついていたのだろうなと偲ばれます。
今年の4月、生誕100年を記念して
「ターシャ・テューダー静かな水の物語」が上映されています。
またターシャに会えるかと思うと今から心わくわくして楽しみにしています。
(地方都市なので7月に上映の予定です。)
(primrose)