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2017.01.27

Used with permission???

先日、ある職員から文献取寄せの依頼がありました。その文献をPubmedで確認するとすぐにPDFで入手できました。

ただ、タイトル、著者、ジャーナルなどはあっているのだけれど、ページ数が若干合わない、
Pubmedで表記されている以外の著者の名前が記載されている、なんだか変だと思いつつ…
でも、タイトルなどは合っているしと思いながら、その日のうちに申込者にお渡しすると
嬉しそうに受け取りましたが、すぐに申し訳なさそうな表情になり、実これは違う文献なんですよと
言いにくそうに言葉にしました。

何でもとても有名な論文らしく引用もよくされているらしいのですが、
私が見つけたものは市民向けにわかりやく書き直されたもので、
最初のページの一番下にUsed with permission.と書かれた箇所を指し、
これはそーいう意味なんですよとその方に教えて頂きました。

そこで「Used with permission」を検索してみると「使用許諾済」という意味でした。
市民向けという意味で使われているわけでもないようですが、図の引用などをするときにこの
「Used with permission」が表記されるようです。

さらに検索してみると日本では書かなくても判例でOKだけど海外だと書くこともある、
論文だとあまり使われないけど図書だと印税が発生するから使われるとか、
当院の医師の話では許可をとるのは面倒だから図は自分で作るという意見で、結局正しい(?)使い方はわかりませんでした。

ちなみにこの冒頭の職員さんは普段とっても礼儀正しく温厚な方ですが、研究熱心で現在大学院にも通っています。
そしていつも何かに取り組んでいて、データを集めたり論文を書いたり発表したりするのが楽しいそうです。

図書室のPCにある統計ソフトのSPSSも、この職員さんが看護部にSPSSの講義をしてくれたおかげで、
ほぼ全く使われることのなかったSPSSの利用がだいぶ伸びました。

病院図書室では1人勤務の方も多いかと思いますが、利用者から教わることもあるのではないでしょうか。
私もこの職員さんのように勉強熱心でありたいのですが、なかなか自分に甘く思うようにいきません。
そんな私の今年の目標は視力を良くするです。(…関係ないじゃん!)

(はりはり)

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