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2015.06.02

自分を見つめた日

 都内で友人とランチの約束の日、おばさんですから周りに迷惑をかけないシンプルな服装で出かけたのでした。

 電車に乗ると本が読めるぞ。”とルンルンな気持ちで乗車。混んではいませんでしたが、座席は空いておりませんでした。“大丈夫!文庫本だもん!”と心の中でつぶやき、バックをもそもそしていましたら、「どうぞお~」とちょっとあやしい日本語が聞こえました。「うん?」辺りを見回すと立っているのは私だけ。

 中国人の若者が3人優しい表情で私を見ておりました。な、なんと!席を譲られたのです。3人掛けの端にひとり分がしっかり空いていて、私を待っておりました。“私、おばあさんなんだあ。。。で、でも座らないと申し訳ない。。。”と、頭の中でしゃべくりながら、笑顔で「ありがとうございます。」と好意に甘えました。
しかし、なんだかそこで、あの文庫本をむさぼり読むのはどうかなあ。。。と、おとなしく景色を眺め30分。長かったあ。“いいや、帰りがある!”と、約束のランチに行きました。

 さて、帰りの電車です。“さあ!読むぞ。”と乗り込むとやはり席は無く、読み心地のよい空間を探してました。すると、「どうぞ!」歯切れの良いかけ声です。“え~!!!また、わ、わたし~?”大学生のようなお兄さんがササっと席を譲ってくれたのです。「はあ、すみません」と、座れて楽でしたが、心なしか元気が出ません。あと少しで読み終わる本はバッグのお荷物となり、加えて、微妙な女心が疼いていました。

 夜、久しぶりにまじまじと大きな鏡で自分の顔を見つめ、思わず笑ってしまいました。

                                                            はうす


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コメント

私も時々席を譲られることがあります。自分ではいつまでも若い気持ちでいても、他から見れば疲れた姿に見えるのでしょう。

いつかバスで高校生に席を譲られた時、それ程遠くなかったので断ってしまいましたが、年寄りが断ることによって若者の間に席を譲るという気持ちが薄れていってしまうように思われ、それからは譲ってもらうようにしています。

  • 2015.06.06 10:29
  • baisen

複雑な気持ちですね
でも優しい若者に感激もしているワタシ

いつか譲られる日がきたら
気持ちよく座ろう!

  • 2015.06.02 16:31
  • hanako

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