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2015.03.26

廃棄と新たなる出発

 図書室移転を目の前に控えて、たくさんの製本雑誌・単行書を除籍、そして廃棄をしている毎日です。

 廃棄作業はもちろん初めてではなくこれまでも、何回もやってきたのですが、今回は約3,000冊を処分します。移転を機に、オンライン閲覧が可能な雑誌は廃棄をする、単行書も古いものは一掃しようと図書委員会で決めたのです。

 要らなくなったといえ、発注して受け入れ、蔵書印を押し、本にビニルコート装備をして配架した本たちは、やはり自分の分身のようなもの。紐で縛ってさよならなんて、何とも寂しい気持ちになります。「最後の最後だから「消印」もきれいに押してあげよう・・・」なんていう感傷にも陥りがち。

 新しい図書室は、可動書架も置かず最小限の図書と電子中心の蔵書、ラーニングコモンズの機能を持たせた職員の学びの場としての共有スペースとなります。そういうことは分かっていて、それを提案したのも自分自身ではありますが、今回は担当者としても色々なこと・思いに決別し、勇気のいる「一歩」です。

 しかし図書室が様変わりしても、変わらないもの・変えてはいけないものはあるはず。移転までにそれを見定めて行こうと模索する毎日でもあります。

そういえば、40周年記念大会も「新たなる出発」がテーマ。私の図書室も「新たなる出発」となれればいいですが。

コメント

お疲れ様です。

わが図書室も、引越しまであとひと月ほどとなりました。
現在、図書室が本館から離れたところにあるため「みんなが気軽に立ち寄れて気楽にすごせる部屋」がほしいとずっと思っていました。
しかし面積がどうしても取れず、移転先は共有スペースの一角に書架を数台設置する形になりました。
どうすれば人をひきつけるような魅力ある空間にできるのだろうか、と考えているところです。
そのため、そのような空間づくりをご自分で提案されたというのが素晴らしいと思いました。

ぜひ、一歩のあとのお話をお聞かせいただけたら嬉しいです。

書架も予定より小さくなり、3分の1を廃棄する予定だったのが雑誌の半分以上、単行書のほとんどを廃棄しないと移転先に入りきれない状態です。
毎日の肉体労働、お互いに乗り切りましょう。

  • 2015.04.02 00:19
  • たこ

図書室の移転作業お疲れ様です。

私も移転の際は、欲しい方へ差し上げたり、廃棄をしたり、自分で受け入れた本たちとの別れはつらかった事を思い出しました。

それにしても新しい図書室に可動書架を置かなかったというのは、初耳です。新しい図書室に見学に行くと、たいていの所に設置されていました。

新らしい図書室では、担当者はどんなことをするのでしょうか。
どのような設備、資料、教材をそろえるのでしょうか?
大変興味深いです。

40周年記念大会のシンポジウムでも、このような情報交換ができるかもしれませんね。
会場でお会いできたら嬉しいです!

  • 2015.03.26 11:37
  • 40周年記念大会で待ってます

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